AIイラスト制作において、ポーズを決めるプロンプト(呪文)の選択はクオリティを大きく左右します。
本記事では、Stable DiffusionやNovelAIなど主要な画像生成AIで使えるポーズ系プロンプトを、全身・座り・立ち・手・腕など部位別に網羅的にまとめました。
初心者から上級者まで、イラスト制作のヒントとしてぜひご活用ください。
AIイラストのポーズ プロンプトとは何か
AIイラストでポーズを指定するには、英語のキーワード(プロンプト)をテキストとして入力する方法が基本です。
「standing」や「sitting」といったシンプルな単語でも効果はありますが、より細かいポーズを表現したい場合は複数のプロンプトを組み合わせることが重要です。
Stable Diffusion、NovelAI、Pictorなど使用するツールによって反映のされやすさに差があるため、強調構文(例:`(プロンプト:1.3)`)の活用も効果的です。
また、手や指は生成AIが最も苦手とするパーツのひとつであり、`bad fingers`や`extra fingers`といったネガティブプロンプトを併用することで破綻を防ぎやすくなります。
プロンプトの単数形と複数形の使い分け
手や腕のポーズを指定するとき、「hand(腕・手)」の単数形・複数形を使い分けることがポイントです。
たとえば片腕を上げるなら `arm up`、両腕を上げるなら `arms up` と複数形にすることで、意図したポーズが出やすくなります。
特にNovelAI V3では単数・複数の区別が反映されやすいため、意識して使い分けると制御精度が上がります。
ControlNetとプロンプト指定の違い
ポーズを指定する方法には大きく2つあります。
ひとつはテキストプロンプトで直接指定する方法で、手軽に試せる反面、細かいニュアンスの再現には限界があります。
もうひとつはControlNetを使って参照画像からポーズを抽出・指定する方法で、精度は高いですが元となる画像が必要です。
プロンプトで大量生成してお気に入りのポーズを選び、それをControlNetの入力として使うというワークフローが実践的です。
AIイラスト ポーズ プロンプト一覧:全身・基本姿勢編
AIイラストのポーズ プロンプトの中でも、全身に関わる基本的な姿勢から押さえておくと、イラストの土台が安定します。
以下では、横たわる・座る・立つ・動作といった全身ポーズのプロンプトをまとめています。
横たわるポーズ
| プロンプト | 意味 |
|---|---|
| lying | 横たわる |
| on back | 仰向け |
| on side | 横向き |
| on stomach | うつ伏せ |
| the pose | うつ伏せで足を立てる |

仰向けは全体が崩れやすいため、「真上からの構図」プロンプトを添えると安定します。
リアル系モデルでは縦長画像だと破綻しやすいポーズもあるため、画像サイズを横長や正方形に変えてみることも有効です。
座るポーズ
| プロンプト | 意味 |
|---|---|
| sitting | 座る |
| kneeling | 膝立ち |
| on one knee | 片膝をつく |
| squatting | しゃがむ |
| crossed legs | 足を組む |
| fetal position | 胎児の姿勢 |
| indian style | あぐら |
| hugging own legs | 体育座り |
| seiza | 正座 |
| wariza | 割座(女の子座り) |
| yokozuwari | 横座り |
| butterfly sitting | 蝶々座り |


「wariza」や「indian style(あぐら)」は強調プロンプトを用いると反映されやすくなります。
2次元系モデルはリアル系と比べてポーズの崩れが起きにくく、さまざまな座りポーズを試しやすいです。
立つポーズ・動作ポーズ
| プロンプト | 意味 |
|---|---|
| standing | 立つ |
| legs apart | 脚を広げる |
| standing on one leg | 片足立ち |
| contrapposto | 体重を片足にかけた左右非対称の立ち姿 |
| walking | 歩く |
| running | 走る |
| jumping | ジャンプ |
| stretching | ストレッチ |
| bowing | お辞儀 |
| fighting stance | ファイティングポーズ |
| twisted torso | 体をひねる・振り返る |
| superhero landing | 三点着地 |


棒立ちを防ぐには `contrapposto` が最も効果的です。
重心を片足に移すだけでキャラクターの佇まいに自然なリズムが生まれ、モデル風の印象になります。
`relaxed standing` や `casual standing` といった雰囲気系のプロンプトと組み合わせると、さらに自然な立ち姿になります。
AIイラスト ポーズ プロンプト一覧:腕・手・指編
手と腕はキャラクターの表情を大きく変える重要なパーツです。
AIにとって手の生成は難易度が高いため、プロンプトと合わせてネガティブプロンプト(`bad fingers`など)の活用が欠かせません。
腕の位置・動きに関するプロンプト
| プロンプト | 意味 |
|---|---|
| arm up / arms up | 片腕・両腕を上げる |
| arm behind head / arms behind head | 頭の後ろに腕を回す・組む |
| arm behind back / arms behind back | 背中に腕を回す・組む |
| crossed arms | 腕を組む |
| outstretched arms / spread arms | 両腕を広げる |
| t-pose | T字型のポーズ |
| shrugging | 肩をすくめる |
| flexing | マッスルポーズ |
| w arms / v arms | W字・V字型の腕ポーズ |
| head rest | 頬杖をつく |


crossed arms`(腕組み)は指が隠れやすいため、生成の成功率が比較的高いポーズです。
`arm behind back` はモデルによって「背中を見せるポーズ」として解釈されることがあるため注意が必要です。
手の形・指のジェスチャー
| プロンプト | 意味 |
|---|---|
| thumbs up | サムズアップ(いいね) |
| v(peace sign) | ピースサイン |
| gyaru v | ギャルピース |
| finger heart | 指先ハート |
| heart hands | 両手ハート |
| clenched hand | 握り拳 |
| raised fist | 拳を突き上げる |
| pointing | 指差し |
| pointing at viewer | 見ている人を指差す |
| index finger raised | 人差し指を立てる |
| shushing | 「シーッ」のポーズ |
| waving | 手を振る |
| salute | 敬礼 |
| ok sign | OKサイン |
| paw pose | 猫の手ポーズ |
| claw pose | ガオーポーズ |


`heart hands`(両手ハート)はかつて難易度の高いポーズでしたが、NovelAI V3以降は成功率が大幅に向上しました。
`paw pose` は猫耳が自動生成されやすいため、不要な場合はネガティブプロンプトに `cat ears` を追加してください。
`ok sign` は成功率が低めのポーズで、何度か生成を試みる必要があります。
手の位置に関するプロンプト
| プロンプト | 意味 |
|---|---|
| hand on own hip / hands on own hips | 腰に片手・両手を当てる |
| hand on own chest / hands on own chest | 胸に片手・両手を当てる |
| hand on own chin | 顎に手を当てる |
| hand on own cheek / hands on own cheek | 頬に手を当てる(頬杖) |
| hand in pocket / hands in pockets | ポケットに片手・両手を入れる |
| covering face | 顔を手で覆う |
| hand in own hair | 髪に手を入れる(かきあげる) |
| finger to mouth | 指を口に当てる |
| hand on own head | 手を頭に置く |
| own hands together | 両手を合わせる |
| own hands clasped | 指を組む |
| hand between legs | 脚の間に手を入れる |


`hand in pocket`(ポケットに手を入れる)は手が隠れるため破綻しにくく、成功率の高いポーズとして知られています。
`hand between legs` も同様に指が隠れやすく、安定した仕上がりになりやすいです。
まとめ
AIイラストでポーズを自在に指定するには、プロンプトの知識と使い分けが鍵になります。
本記事では全身・座り・立ち・手・腕・視点といったカテゴリ別に、実用的なAIイラスト ポーズ プロンプトを網羅的にご紹介しました。
特に押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 棒立ちを防ぐには `contrapposto`(コントラポスト)が最も効果的。
- 手・腕の単数形・複数形を使い分けることで、片手・両手を意図通りに制御しやすくなる。
- 手の生成が難しい場合は、ネガティブプロンプト(`bad fingers` など)を活用するか、インペイント機能で修正する。
プロンプトをほんの少し調整するだけで、キャラクターの佇まいは驚くほど変化します。
本記事のプロンプト一覧を出発点に、ぜひご自身のAIイラスト制作に役立ててください。
こちらの記事では、髪型のプロンプトを紹介しています。


